2016.4.12 update 鋭意製作中→完成しました！
3月20日のブログで、ホーレータイプのリテーナー（保定装置）を製作している場面をご紹介しましたが、本ブログでは、完成形をご紹介します。
そもそもリテーナーとは、ブラケットやワイヤー等を使って歯を動かし終えた後、歯が元の位置に戻ってしまわないための保定装置です。ホーレータイプのリテーナーは、主にお子様に使っていただくものです。の大きな特徴は、取り外し式であることと、側方歯がフリーになっていることです。
固定式でないことで、食事や写真撮影などで外したい時にご自身で外すことができます。もちろん、お子様でも自分で着脱ができます。
側方歯とは、前歯と奥歯（大臼歯）の間にある、脇の歯（犬歯から小臼歯）のことです。お子様の矯正治療の場合、大臼歯と前歯が生えそろった段階で装置をつけて並べていきますが、そのとき側方歯はまだ乳歯のままで、治療を終えてもまだ生えかわっていないことが多いです。全ての歯を押さえるような保定装置では、乳歯が抜けたあとで生えてくる永久歯が装置にひっかかってしまうことがあるので、脇はフリーにしています。
使用期間は、歯を動かしていたのとほぼ同じくらいとご説明していますが、歯並びが安定してくれば、終日使用から夜間のみ、週末のみ、と使用時間を減らしていきながら、永久歯への生えかわりをチェックしていきます。折角歯に接着していた装置が外れたのに･･･と思われるかもしれませんが、折角並べた歯並びが後戻りしないために、がんばって使いましょう！
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