2016.4.28 update 歯列矯正治療中の歯肉炎

2016.4.28 update 歯列矯正治療中の歯肉炎

歯列矯正治療中、ほとんどのかたが経験される歯肉炎。矯正治療をしていない方でもなりやすい歯科疾患のひとつです。矯正中に歯肉炎になったとき、皆様どうなさっていますか?

そもそも歯肉炎とは何か、ご存知でしょうか?歯肉炎は、その名のとおり歯肉の炎症です。歯と歯肉の境目にプラーク(菌の塊)が溜まっていると、歯肉が腫れて出血しやすい状態になります。痛みはほとんどありませんが、歯ブラシなどで触ると血が出ます。歯磨きでプラークをしっかり取り除けば自分で治せる病気です。小学校高学年くらいからなりやすく、口臭を伴うことが多いです。ひどくなると歯周病に移行しますので、たかが歯肉炎、と思っていると将来大変なことになりますので、注意が必要です。治療は定期的な歯科医院での歯石除去とクリーニング、自宅での継続的な歯磨き・デンタルフロスなどのセルフケアです。

矯正治療中だとなぜなりやすいかと申しますと、矯正装置:特にブラケットとワイヤーがついていることで歯ブラシがしにくくなるから、です。ただ磨けばいいのですが、なんとなく歯ブラシを当てようとすると、たいていはまず装置にブラシが当たってしまって歯まで届かなかったり、歯の先・咬む面ばかりを磨いていたりすることが多いのです。

では、矯正治療中でも歯肉炎にならないようにするには?答えは簡単、歯ブラシを歯肉に当てればよいのです。しかし、ブラケットが邪魔をして当てにくかったり、当て方によっては当たりが強すぎて痛い場合があります。

そこで、当院が推奨する歯肉炎予防&治療の歯ブラシの当て方が、画像のような当て方です。まず歯ブラシを唇の中に全部入れ(画像は模型なので唇はありませんが;;)、歯ブラシの毛先をブラケットに当てます。そして、歯ブラシの横の面を歯肉に沿わせるように寄せて、この状態で歯ブラシを動かします。ポイントは、歯ブラシでブラケットを少し押すことと、歯肉に歯ブラシが当たってチクチクする感覚があること、毛先の位置は殆ど変えずに柄だけ動かすつもりで歯ブラシを細かく動かすことです。こうすることで、適度な力で歯と歯肉の境目のプラークを除去し、同時に歯肉マッサージを行うことができます。

すでに歯肉炎になっている場合は、多少痛みと、出血がありますが、心配いりません。痛みが強いようでしたら、歯ブラシを押しつける力を弱めて下さい。炎症の度合いにもよりますが、1週間から1ヶ月前後で症状は改善されますので、頑張りましょう。

せっかく歯並びを治しても、歯肉が真っ赤に腫れていたり、口臭がしていたりしてはもったいないです。日々のケアで予防できますので、頑張りましょう!

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