2015.7.3 update 歯の生える方向へ

2015.7.3 update 歯の生える方向へ

開院のお祝いに頂いた「パキラ」という観葉植物が、当院の環境が気に入ったのか猛烈な勢いで葉を増やしていましたので、素人ながら剪定をしてみたところ、新芽が窓明かりへ向かって伸びてます!植物の生命力と本能はすごいですね!

昔の人が、植物が芽を出す様子と似ていると思ったのか、歯の生えてくる様子を難しい言葉で「萌出」といいます。子どもの歯から大人の歯に生え変わるとき、大人の歯は光の射す方向に向かって生えてくるのではなく、対応する子供の歯の根を溶かしながら、これをガイドにして生えてきます。子どもの歯が自然に抜けるというのはこのためです。

一度、大人の歯並びが完成してしまうと、次に歯並びに劇的な変化が起こるのは歯が抜けてしまったときでしょうか。1本でも歯が抜けてしまうと、抜けてできたスキマにをふさぐように歯が動き始めるからです。抜けた隣の歯はスキマに向かって倒れ始め、咬み合っていた相手の歯はスキマに向かって飛び出始め、歯並びの崩壊へ負の連鎖が始まります。

こういった場合、一般の歯科医院ではデンタルインプラントやブリッジ、部分入れ歯などの人工物でスキマを埋めることを考えますが、矯正歯科では残った歯を移動させるなどして天然の歯並びを作り直すことを考えます。

人工物を使ったほうが手っ取り早いですが、周りの歯へダメージや維持管理の問題で歯の寿命が短くなる可能性が高くなります。矯正歯科は治療に時間はかかりますが、もともとある自分の歯並びを利用して理想の咬み合わせを作っていきますので、歯ブラシが簡単になったりすることも合わせ、歯自体の寿命を伸ばすことができると考えています。いずれにしろ、抜けたら抜けっぱなしというのが一番まずいです。

歯並びがちょっと気になる・・・というときには、ぜひSilver Lace矯正歯科の無料矯正相談へお越しください!矯正歯科の専門資格を持つ院長が、ちょっとした疑問から切実なお悩みまで直接お話を伺います。WEB予約フォームからの矯正相談や処置のご予約は、休診日でも受け付けております。
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