2015.9.29 update 裏側矯正日記
当院スタッフの9月度装置調整が行われました。前回の調整で配置は良くなってきたので、「トルクコントロール」という微調整の段階に突入しました。元々真ん中の歯が1本飛び出したようになっていたので、その歯を引っ込めてきたところで左右で歯の先端の高さをそろえていくそうです。
ここで、新しい材質のワイヤーが登場しました!今までの矯正治療では「形状記憶合金」か、「変形しにくい金属」のワイヤーを使うことがほとんどでしたが、今回使用したワイヤーは、その中間の特性を持つものだそうです。処置当日と翌日は痛みもありましたが3日目にはそれも落ち着き、あっという間に葉の先端の高さもそろってしまいました!感動です。※添付の画像は処置当日なので、まだ高さがそろっておりません・・・次回の裏側矯正をご期待ください!
微調整の段階に入ってくると、どうしても初期の「デコボコをほどく」ときや「歯を抜いたスペースを閉じる」ときのようなダイナミックな動きが見られませんし、ぱっと見キレイに並んでいるので、患者様にとっては少々退屈な時期かもしれません。ですが、咬み合わせにとってもその後の安定にとっても、実はこの微調整がとても大切です。毎日鏡で見ていると逆にわかりにくいのですが、微妙に見た目も変わっていますし、咬んだ感じも刻々と変化していきますよ。 (記:スタッフ)