2015.10.12 update ついに・・・外れてしまいました
当院で舌側矯正治療中の当院スタッフの、ブラケットが外れてしまいました・・・。
過去の表側矯正の経験も含めて「装置が外れてしまったことがない」ことを自慢にしていました。鳥の軟骨や固いおせんべいも、上手に食べれば装置は取れない、ということを色々な食べ物で実験していたのですが・・・不覚です。
とは言っても、「何か食べていて外れた」自覚はなかったです。最初は「装置に何か挟まっているかも?」という感覚でした。舌側矯正は読んで字のごとく、舌の側=裏側の見えないところに装置がついているので、挟まっているかどうかを見た目で確認することが難しいです。歯間ブラシを通したらなんとなく感じなくなったのですが、時間が経つとまた舌に当たってきて、おかしいな~と思って手で触ってみたら、ブラケットが動いていました。
ちょうど私が装置の脱離に気付いた日に、別の患者様から「おせんべいを食べたら装置が外れた」というご連絡をいただきました。その方は、外れた感覚があったそうです。
何故同じ舌側矯正でも装置が外れたことに気付けたりわからなかったりするのかと言いますと、<1>固いものを装置で咬んだかどうか、<2>入っているワイヤーの太さ・硬さ、が要因かなと思います。
<1>ブラケットが外れてしまった理由の第一位が食事に関することです。ブラケットは最終的に外さなくてはいけないので、力をかければ外れます。装置装着時には、装置と咬み合う反対側の歯が当たらないように調整していますが、食べ物を介せば装置に力がかかってしまいます。固いものを食べるときは、小さくしてからゆっくり食べましょう。
<2>ワイヤーは基本的には細くやわらかい物から太くかたい物に交換していきます。細いワイヤーは変形もしやすいので、ブラケットが外れるとワイヤーもゆがんでトラブルに気付きやすいです。対して太いワイヤーが入っていると、装置が外れてもワイヤー自体はゆがみにくいので「装置がぷらぷらしている」ということが起こりにくいようです。
装置が外れなければ治療がスムーズに進むことは間違いありませんが、食事や日頃のお手入れに気をつかっていても「外れるときは外れる」もののようです。装置が外れてしまっては治療も進まなくなってしまいますので早めにご連絡ください。ご自分で気付かなくても実は外れていた、ということもありますので、指示のあった間隔でのご来院をお願いします。(記:スタッフ)
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