2015.4.29.update 矯正歯科模型箱のお話
矯正歯科では歯列模型の保存が大変、というお話を以前つぶやかせて頂いたことがあるのですが、今回はその続報です。画像は試作した歯列模型の保存箱です！
なぜ試作なんかをしたのかと申しますと、歯科材料屋さんに頼めばあるにはあるのですが、カタログだけで実物を見せてくれないし、変に高価だし、というわけで。高価でも使い勝手が良ければ多少は我慢しますが、材質は3mm厚くらいのボール紙みたいだし、これくらいなら自分で設計して、ダンボール屋さんに直接発注してしまおう！という安易な発想をしてみました。
ところが実際に作ろうとしますと、まずそんなに大きなボール紙がその辺のお店には売ってない。そしてボール紙の工作なんて小学校以来、しかも今回のボール紙は２ｍｍ厚！これが意外に切るのが大変…。手に豆ができてしまいました…。
製作は大変でしたし、見てくれも良くないですが、設計自体は優秀だったようで思ったよりしっかりしてます。チャームポイントは中を３つに分ける仕切りです。ちなみに接着剤の類は一切使用しないでこの形になります。画像では少々ふやけて見える箱ですが、フタを閉めるとかなり頑丈です。
この試作品を検証して、患者様の貴重な歯列模型を長年にわたって保存していくのにふさわしい量産型模型箱にすべく、さらに設計を見直していきたいと思います！
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