2016.11.25 update 筋トレシリーズ~歯並びと筋肉~
小顔エクササイズやほうれい線対策でしばしば耳にする「口輪筋」、皆様意識したことはありますでしょうか?実は舌の筋肉や口輪筋をはじめとする口の周りの筋肉と歯並び・矯正歯科はとっても関わり深いものなのです。そんな口の周りの筋肉の、歯並びや矯正治療での役割をご紹介したいと思います!
まず、歯並びを決める大きな要因としては、①顎の骨の大きさ、②歯の大きさ、③歯胚と呼ばれる生えてくる前の歯の位置、そして④舌と唇・頬の筋肉のバランスがあります。①~③は持って生まれたものなので、自分の意思でどうこうできるものではありませんが、実は④の筋肉に関しては、力加減次第では自分で歯並びを変えてしまう可能性があるのです。
歯並びは内側から外側へと押す舌の力と、外側から内側へと押す頬・唇ののバランスによって位置が安定します。骨や歯のサイズ・位置が適切で、これらの筋肉が拮抗していれば、キレイな歯並びができあがります。しかし、唇や頬の力が舌よりも強ければ歯並びのアーチが内側に狭まって、叢生や狭窄歯列になり、舌の力が唇・頬よりも強ければ出っ歯やすきっ歯になってしまいます。いつも口がぽかんと空いているかたが出っ歯やすきっ歯だったりするのは、唇が歯並びを押さえるという役割を果たしていないので相対的に舌の力が勝ってしまい、舌に押された歯が前に出てくる、というメカニズムなのです。
筋肉の力程度で歯並びが動くの?と思われるかもしれません。でも、「指しゃぶりをしていると出っ歯になる」と聞いたことはありませんか?これと同じなのです。「矯正治療で一番有効なのは、弱い力を持続的にかけること」と考えられていますが、筋肉の力がまさにコレなのです。無意識のうちにじわじわと押すことで、自分でも気付かないくらいゆっくりと歯並びが変わって、各方向からかかる力の均衡が取れたところで落ち着くわけです。
無意識で押しているなら、どうしようもないじゃないか、と思われるかもしれませんが、そんなこともありません!それこそ、筋トレをして弱い筋肉を強化したり、強すぎる筋肉のコントロールをしたりすることも可能なのです。筋肉のコントロールができれば、矯正装置による歯の動きを促進したり、矯正後の後戻りを防ぐことだってできてしまうのです。ちょっと意識するだけで治療がうまく運んで、治療後の憂いも減らせるとしたら良いことずくめですよね。
話が長くなってしまったので、具体的な内容については次に続く、とさせていただきます。次回筋トレシリーズでは、外側から内側を押す筋肉、特に口輪筋のお話しをする予定です。ご期待下さい! (記:スタッフ)
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